論文メモ:(Walker RH et al., Proc. R. Soc. B, 2017)Sneeze to leave: African wild dogs (Lycaon pictus) use variable quorum thresholds facilitated by sneezes in collective decisions

Twitterで、誰かがつぶやいていて
面白そうだったので、読んでみた。

論文のイントロによると、
群れの意思決定が、どのように行われているか、
という問題は、古くから議論されているものらしい。

例えば、野生動物を特集した番組などでは、
ヌーなんかの大移動や肉食動物の狩りが
放送されることがある。

そういった群れで行う行動を、
どの個体が、どのようにやるかやらないか、決めているのか、
もしくは、終わったりを決めるのか?
そういう疑問は、確かに気になるものだ。

これまでに、そういったことは、
ミーアキャット、セイヨウミツバチ、ノドジロオマキザルでは、
調べられているようで、集団の移動が見られるまえには、
それぞれの動物で特徴的なシグナルが、観察されることが知られていたそうだ。

今回、著者たちは、リカオンの群れを観察し、
リカオンが、狩りのために移動する直前に、
「くしゃみ」を使って、
集団の意思決定していることに気付いたそうだ。

この「くしゃみ」が、実際にどういうものなのかは、
この論文について解説した、
ナショナルジオグラフィックのHPに紹介されていた。

 

【動画】リカオンがくしゃみで投票、合意形成か

 

リカオンの群れには、順位があるのだが、
面白いことに、その順位によって、必要な「くしゃみ」の回数が異なるということ。
優位なオスの「くしゃみ」には、影響力があるようだ。

今回は、そういう観察結果が得られました、という報告だが、
例えば、録音したくしゃみを聞かせるなどした場合に、
集団行動が誘起されるのか、などは、気になるところだ。

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