(Uphoff S et al., Science, 2016) Ada分子の少数性が、DNA傷害に対する感受性のHeterogeneityを生み出す

細胞のHeterogeneityの研究には、

 

1. 「今見ているものが (実は) Heteroな集団かどうか、そのHeterogeneityはどういうPhenotypeに寄与するか」っていう研究と、

 

2. 「時間経過に伴って、もともと均質な集団がヘテロな集団になる仕組みを知りたい」っていう研究があると思う。

 

両者は、独立のものではなくて、特に、2.でがんがん研究を進めている人たちの中には、そういう仕組みの解明が、例えばがんのHeterogeneityの制御などに役立つはずだと、考えている人もいるよう。

 

 今回読んだ論文は、2.の研究に属するもので、大腸菌のDNA修復タンパクのひとつadaの少数性が、DNA傷害に対する感受性のHeterogeneityに関与していることを示した論文。
 
Just as genetic heterogeneity can cause phenotypic heterogeneity,the reverse is thus also true.
 という本文最後の一文が、格好良い。

 

(大腸菌の系だけど) Single cell、Single moleculeの解析で、こういうことが出来るのだと、とても勉強になった。
疑問としては、もっと細胞分裂が遅い生物(or 細胞)でも、同じようなことが起こる可能性はあるだろうか?ということを、思った。

 

 

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